慢性血栓閉塞性肺高血圧症のような二次性の疾患に注意

血圧が上がりやすい時間帯

慢性血栓閉塞性肺高血圧症は二次性高血圧の一種であり、血栓によって肺の血管が閉塞してしまうことにより生じる疾患です。慢性血栓閉塞性肺高血圧症の多くの場合では、身体のある部分でできた血栓が血液の流れにのって心臓に達し、心臓から肺へ送り出されることによって肺の毛細血管に詰まってしまうというのが原因であると考えられています。肺動脈の閉塞が起こることによって血液が流れにくくなり、肺動脈の血圧が上昇するというメカニズムでその症状が説明されます。
慢性血栓閉塞性肺高血圧症のような二次性の高血圧症は多く知られており、生活習慣病で問題となっている本態性高血圧とは異なることには留意しなければなりません。二次性の場合には原因となる疾患が存在していることから、その根本治療が可能である場合には速やかに血圧も下げることが可能です。生活習慣の改善を行っても血圧の改善が見られないことが多いため、原因となる疾患の有無について確認することは治療を開始する際には重要視しなければならないことです。二次性の場合に原因となりやすいのは腎臓や心臓、副腎における疾患であり、妊娠によっても引き起こされることがあります。そういった場合には降圧剤を用いることが第一選択とならない場合も多く、その原因疾患の治療に徹することが重視されます。
生活習慣病が知られるようになったことによって高血圧症は食事療法や運動療法、禁煙、禁酒などによって改善可能であると考えられてしまいがちです。その認識は決して誤りではありませんが、自分の血圧が高いとわかった場合には一度は医療機関で原因疾患があるかどうかという点を確認した方がより確実に健康な生活をしていくことができるようになるでしょう。